ゴールテープを切った瞬間、タイム以上に僕を襲ったのは、これまでにない深い「余裕」でした。
皆さん、こんにちは。2026年3月1日、東京マラソンを走ってきました。
結果は、グロス3時間8分39秒、ネット3時間7分22秒。念願の自己ベスト(PB)更新です!

[東京マラソン2026記録証。ネットタイム3:07:22。]
でも、この結果以上に僕が感じているのは、自分自身の「成長」です。
今回は、過去2回の東京マラソンでの失敗から学んだこと、想定外の事態への冷静な対応、そして「意地」で粘り切った鬼門克服のストーリーを、Garminのデータと僕の主観を交えて振り返ります。
サブ3を目指して奮闘するランナーの皆さんの参考になれば幸いです。
レースプランと、想定外の「誤算」
「後半勝負」のネガティブスプリット想定
今回の僕のレースプランは、後半に上げる「ネガティブスプリット」でした。序盤は無理せず、30km以降で勝負をかける。そのために、まずはサブ3ペーサーの集団に乗ることを考えていました。
サブ3ペーサー逃しへの冷静な対応
(心の声:やばい!とはならなかった。焦りはなかった。まあいっか、で済ませた。)
しかし、スタート直後の混雑。想定以上に前に進めず、気づけばサブ3ペーサーの背中は遠のいていました。
でも、僕の心は驚くほど冷静でした。ネガティブスプリットで行くつもりだったし、ペーサー依存ではなかったからです。
(心の声:ペーサー集団はいいけど、ペース合わないと失敗するし、応援も見つけられなくなるし。)
単独走のメリット:応援の視認性と自分のペース
むしろ、単独走に切り替えたことで、応援してくれている人たちを、見つけやすくなったのです。
集団に埋もれていると応援が見えず寂しいですが、今回は応援をしっかり視認し、元気を注入してもらいました。知ってる人に会うと本当に元気が出ます!これも単独走ならではの特権です。
身体の声と向き合ったペースメイク
序盤の疲労感知:「ペース維持」から「マイペース」への早めの切り替え
10kmを過ぎ、ハーフへと向かう途中、僕は自分の身体から「足の疲労」の予兆を感知しました。
ここで「サブ3のペース(4:15/km前後)をキープしなければ」と固執して無理にペースを上げていたら、後半は間違いなく潰れていたでしょう。
僕は潔く「絶対にペースをキープする」という気持ちを捨て、「今の身体の状態に合ったマイペースを刻む」意識に切り替えました。
これが、今回の最大の勝因だったと確信しています。
これが「過去最高の余裕度」を生んだファインプレー
この早めの判断のおかげで、僕は過度な消耗を避け、30kmまでを平均4:18/km前後という、PBを狙えるギリギリのペースでまとめることができました。
結果として、ゴール後の「過去最高の余裕度」へと繋がったのです。無理をしない勇気が、 PBを引き寄せたと言えます。
鬼門克服と、ガーミンが示す「粘り」の真実
「絶対に歩かない」:過去の自分への意地
そして迎えた、銀座を超えて日比谷から芝公園へと続く、僕にとっての「鬼門」区間。
過去2回の東京マラソンでは、ここで気持ちが折れて歩いてしまい、完全にペースダウンしていました。
でも、今回は違いました。
(心の声:歩いたら気持ちが折れる。絶対に歩かない。)
頭の中にあるのはただ一つ、歩かない。ここに関しては、僕の執念、意地でした。
Garminデータ解説
Garminのデータを見ると、その「粘り」の真実が浮かび上がってきます。

[:Garmin Connectのデータグラフ。心拍数が非常に高く(平均193bpm)、ペースが30kmから少し落ちているが、大崩れせずに粘っている様子が見えます。]
データだけ見れば「失速」です。30km以降のラップは4:40/km台、4:50/km台まで落ちています。
でも、平均心拍193bpmという非常に高い数値をキープしていることが、僕が最後まで諦めずに、その時の限界の力で脚を動かし続けたことを証明しています。
過去の自分のように歩いてペースが1km10分とかになることは防ぎ、ペースダウンしながらも「粘り切った」。これが僕の、確実な成長です。
今回の大きな反省点:補給のジレンマ
30km地点での胃もたれ発生
順調に進んでいるように見えた補給ですが、30km地点で落とし穴がありました。「胃もたれ」です。
今回の補給計画:
- レース前:ワラビート
- 10km:アミノバイタル 青
- 20km:アミノバイタル 赤
- 30kmすぎ:トップスピード
「カフェイン」摂取の優先(トップスピード)
30kmで胃が重くなり始めましたが、集中力を維持するために「カフェイン」は摂りたい。
そこで僕は、これまで過去2回のマラソンで飲みやすいと感じていた
「トップスピード」を選択しました。
胃もたれを感じつつも、カフェインの力を借りて最後まで走り切ることを選びました。
今後の補給戦略:内臓疲労と摂取量のバランス
フルマラソンという高強度の運動下(平均心拍193bpm)では、内臓への負担も相当なものです。
ジェルを多めに持ってに行ったものの、食べすぎると胃もたれしてしまう。
この「摂取量と内臓疲労のバランス」が今後の大きな課題です。
サブ3まで残り「7分23秒」
成長の証(タイム、精神、身体コントロール)
今回の東京マラソンは、タイム的にはPBを更新し、精神的には鬼門を克服、身体的には想定外の疲労に対応してペースをコントロールできた、という意味で、非常に収穫の多いレースでした。
タイムは「7分23秒」足りませんでした。この「短くて長い壁」を、次はどう超えるか。
これからの課題:巡航ペースの底上げ(トレーニングの見直し)
今回の「単独走での走りやすさ」という感覚を維持したまま、巡航ペースをあと10秒/km引き上げることができれば、サブ3は見えてきます。
そのためには、閾値走やペース走の質を高め、基礎走力の底上げを図る必要があります。
まとめ:次なる挑戦と、PB更新を支えた「相棒」
最後になりましたが、沿道で応援してくれた皆さん、大会関係者の皆さん、本当にありがとうございました!皆さんの声援があったからこそ、あの苦しい芝公園で「意地」を通すことができました。
そして今回のPB更新と、ゴール後の「過去最高の余裕度」を生み出してくれたもう一つの立役者が、僕の足元を支えてくれた勝負シューズ「MIZUNOハイパーワープエリート」です。
単独走でのペース維持や、疲労が溜まった後半の粘りに、このシューズがどう影響したのか? 実際の反発力や履き心地はどうだったのか?
次回のブログでは、この「ハイパーワープエリート」をフルマラソンでガッツリ使ってみたリアルな実走レビューをお届けする予定です。シューズ選びに迷っているランナーの皆さんは、ぜひそちらも楽しみにしていてください!
記事の更新のお知らせや、サブ3に向けた日々の泥臭いトレーニングの様子は、X(旧Twitter)でもリアルタイムに発信しています。同じように目標に向かって奮闘しているランナーの方、ぜひ繋がって一緒に高め合いましょう!
粘りの次は、質の向上。
あと「7分23秒」を削り落としてサブ3を達成するため日々努力していきます!

